色無地着物の着付け方とポイント
目次
色無地着物着付けに必要なものとは?
色無地着物は基本、略礼装の着物として、幅広い用途で着られています。帯によって格が変わるため、例えば袋帯を合わせて結婚式で着ても良いし、名古屋帯を合わせて、ちょっとした外出用のお出かけ着物にもなります。
では、色無地着物を着つける際に準備すべきものには、どのようなものがあるのでしょうか?
例えば、肌襦袢、裾除け、帯板、腰紐、仮紐、帯まくら、補正用タオル、伊達締め、お絞りタオル、足袋が必要となります。
色無地着物の着付け方のポイントとは?
色無地着物を着つける際のポイントを、一つづつ確認してみましょう。
- 1、袖付け
- まず袖つけの前後を合わせて身八つ口を重ねます。その際、余分の身ごろを脇の下でタックにしましょう。そして、おはしょりを腰骨にかかるくらいの長さにします。
- 2、衿の合わせ方
- 衿の合わせは、のどのくぼみの中央に寄せ、左右の半衿は同寸に出るようにしましょう。
- 3、衣紋
- 衣紋の抜き加減は、年齢やヘアスタイルによっても変わりますが、おおよそ握りこぶし1つ分抜くのが目安と言えるでしょう。
- 4、前側
- 胸元や伊達締めの下に余分なシワがないか確認しましょう。上前はつま先上がりになるようにし、足袋が少し見えるのがポイントです。
- 5、後側
- 衿から肩にかけてラインが浮かないようにし、あくまでも自然に流れるようにしましょう。余分なシワは両脇に流しましょう。後ろの着丈は、草履にかかるくらいの長さがベストです。
色無地の着物は身体のラインが出やすい着物
色無地の着物は、身体のラインがそのまま出てしまいます。また、胸元やウエストヒップの補正や補正のラインも、そのまま表に出てしまう恐れがあるので、注意して着こなす必要があります。
おはしょりは帯の下線から6~7㎝、人差し指の長さくらいを目安にしましょう。色無地の着物の場合、おはしょりと上前幅の衽つけ線が合っていないと表で目立ってしまうので、注意が必要です。
裾線は、後ろは床(草履)すれすれの位置に着こなし、前は足袋が少し見えるくらいに着つけるのが基本です。これは、正座生活をしていた日本の文化の影響で、正座をした時に物がはだけるのを防ぐために、着長めに着こなしていました。
近年では、正座をする機会も減ってきており、お出かけする場所が正座をせずに椅子式スタイルであることが確実だとすれば、若干裾丈の短くしても問題ないでしょう。今後、時代の変化と共に、着物の着付け方法も変わっていくものかもしれません。

